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自宅避難に必要なもの一覧|水・食料・トイレは何日分必要?1週間の備蓄目安を解説

自宅避難必要なもの備蓄 生活

 

「自宅避難に必要なものは何だろう」「水や食料は何日分あれば足りるの?」と迷っていませんか。

自宅避難では、まず水・食料・携帯トイレを中心に、家族全員が最低3日から1週間ほど生活できる備えを整えることが大切です。

さらに、停電や断水に備えるカセットコンロ、照明、スマートフォンの充電手段、衛生用品、常用薬なども欠かせません。

この記事では、自宅避難に必要なものを優先順位ごとに整理し、水は1人1日約3L、携帯トイレは1人1日5〜6回分といった具体的な目安も人数別に分かりやすく解説します。

赤ちゃんや高齢者、食物アレルギーがある人、ペットがいる家庭で追加したい備蓄品も紹介するので、自宅の備えを確認するチェックリストとして活用してください。

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自宅避難に必要なものはこれ|まず1週間分を目安に備えよう

自宅避難に必要なものは、まず水・食料・携帯トイレを中心に、家族全員が1週間ほど生活できる備蓄を用意するのが基本です。

そこにカセットコンロ、照明、スマートフォンの充電手段、衛生用品、常用薬などを加えていけば、停電や断水が続いても自宅で生活しやすくなります。

ただし、自宅避難はどんな状況でも選べるわけではありません。

自宅や周辺に倒壊、火災、浸水、土砂災害などの危険がある場合は、自宅に残らず安全な場所へ避難してください。

自宅避難で最低限そろえたいもの一覧

「防災用品は種類が多すぎて、何から買えばいいのか分からない」と感じる方も多いですよね?

最初からあらゆる防災グッズをそろえる必要はなく、生活が止まると特に困るものから順番に準備すると考えると分かりやすくなります。

優先度 必要なもの 備える目安・ポイント
最優先 飲料・調理用として1人1日約3Lを目安にする
最優先 食料 最低3日分から1週間分を人数分備える
最優先 携帯・簡易トイレ 1人1日5〜6回を目安に7日分を備える
重要 カセットコンロ・ボンベ 停電やガス停止でも湯沸かしや調理ができるようにする
重要 LEDライト・懐中電灯・乾電池 夜間の停電に備えて複数の場所に置く
重要 モバイルバッテリーなどの充電手段 スマートフォンで情報収集や連絡を続けられるようにする
重要 トイレットペーパー・ポリ袋・ウェットティッシュ 断水時のトイレや衛生管理に使えるようまとめて備える
家庭ごとに必須 常用薬・お薬手帳 服薬している人は平時から準備方法を確認しておく
家庭ごとに必須 乳幼児・高齢者・介護・アレルギー対応品 普段の生活で欠かせないものを一般備蓄とは別に確保する
家庭ごとに必須 ペット用品 フード・水・薬・排泄用品などを備える

特に忘れたくないのが携帯トイレです。

水や食品は備えていても、トイレが使えなくなることまで想定していない家庭は少なくありません。

災害時は断水だけでなく排水設備が損傷する可能性もあるため、普段の便器に取り付けて使える携帯トイレを水や食料と同じくらい優先して準備しておくと安心です。

食料についても、特別な非常食だけを大量に購入する必要はありません。

レトルト食品、缶詰、乾麺など普段から食べている食品を少し多めに買い、食べた分だけ補充するローリングストックなら、無理なく備蓄を続けやすくなります。

政府広報でも、家庭の食品備蓄は最低3日分から1週間分を人数分用意することが望ましいとされています。

まず水・食料・携帯トイレの3つをそろえ、そのあとに熱源、照明、充電、衛生用品を追加すると、必要なものを迷わず準備できます。

1人・2人・3人・4人家族の備蓄量を一覧で確認

自宅避難の備蓄で迷いやすいのが、「結局、うちの家族ならどれくらい必要なの?」という点です。

水と携帯トイレは公的な目安から人数別の必要量を計算できるため、まずこの2つから確認すると備蓄量をイメージしやすくなります。

人数 水の7日分 携帯トイレの7日分
1人 約21L 35〜42回分
2人 約42L 70〜84回分
3人 約63L 105〜126回分
4人 約84L 140〜168回分

水は、飲料・調理用として1人1日約3Lが目安です。

そのため7日分なら1人約21L、4人家族では約84Lになります。

84Lと聞くとかなり多く感じますが、2Lのペットボトルなら42本分に相当するため、実際に置く場所まで考えて備える必要があります。

携帯トイレは政府広報で1人1日5〜6回×人数×7日分という備蓄の目安が示されています。

4人家族なら計算上は140〜168回分となるため、20回分や30回分を1箱買っただけでは1週間分に届かないケースがあります。

「非常用トイレを持っているから大丈夫」と安心せず、必ず入っている回数まで確認してください。

一方、食品は「1人につき必ず21食を用意する」といった全国一律のメニューが決められているわけではありません。

家族が普段食べている食品を中心に、主食、主菜、すぐ食べられる食品などを組み合わせて最低3日分から1週間分を確保する考え方が現実的です。

赤ちゃんがいる家庭、介護食が必要な家庭、食物アレルギーがある家庭では、一般的な備蓄とは別に本人が普段から安全に使える食品や生活用品を確保しておきましょう。

自宅避難の備蓄は「防災グッズを何個買うか」ではなく、「家族全員が1週間生活するには何が何回必要か」で考えることがポイントです。

水・食料・携帯トイレはどれくらい必要?1週間分の目安

自宅避難の備蓄量で特に迷いやすいのが、水・食料・携帯トイレを何日分、どれくらい用意すればよいのかという点です。

基本は、水と食料は最低3日分から1週間分、携帯トイレは7日分を目安に家族の人数分を備えると考えると分かりやすいです。

単に「防災用品を持っているか」ではなく、家族全員が数日間使い続けられる数量になっているかまで確認しておきましょう。

水は1人1日約3L、食料は最低3日〜1週間分を備える

水は、飲料と調理に使う分を合わせて1人1日約3Lが目安です。

つまり1週間分なら1人約21L、2人なら約42L、4人家族なら約84Lが単純計算上の目安になります。

人数 1日分の水 3日分の水 7日分の水
1人 約3L 約9L 約21L
2人 約6L 約18L 約42L
3人 約9L 約27L 約63L
4人 約12L 約36L 約84L

ここでいう約3Lは、飲むための水だけではなく、簡単な調理に使う分も含めた目安です。

たとえばアルファ化米やインスタント食品を食べる場合も水が必要になるため、飲料水だけを計算すると足りなくなる可能性があります。

「500mlのペットボトルを何本か置いてあるから大丈夫」と考えず、家族人数×約3L×日数で一度計算してみてください。

4人家族の7日分なら約84Lなので、2Lペットボトルでは42本分になります。

かなり場所を取るため、1か所に積み上げるよりもキッチンや収納スペースなど複数の場所に分けて保管すると、収納しやすくなります。

食料は、政府広報で最低3日分から1週間分を人数分備えることが望ましいとされています。

とはいえ、すべてを長期保存用の非常食に置き換える必要はありません。

レトルト食品、缶詰、パックご飯、乾麺、シリアルなど、普段食べている保存しやすい食品を少し多めに買っておけば、そのまま備蓄として活用できます。

これがローリングストックと呼ばれる方法で、食べた分を日常の買い物で補充するため、賞味期限切れを防ぎやすいのが特徴です。

自宅避難中は電気やガスが止まる可能性もあるため、そのまま食べられる食品と、カセットコンロで温められる食品を組み合わせておくと使いやすくなります。

  • パックご飯や乾麺などの主食
  • 缶詰やレトルト食品などの主菜
  • 野菜ジュースや保存しやすい副菜
  • 栄養補助食品や菓子などの補助食
  • 加熱せず食べられる食品

非常時だからこそ、食べ慣れていないものだけではなく、家族が普段から食べられるものを中心に選ぶことも大切です。

水と食料は「何を買うか」よりも、「家族全員が何日生活できる量か」を基準に備えることが重要です。

携帯トイレは1人1日5〜6回分を目安に備える

自宅避難では、水や食料と同じくらい優先して備えたいのが携帯トイレです。

政府広報では、携帯トイレを1人1日5〜6回×人数×7日分備える目安が示されています。

人数 1日分の目安 7日分の目安
1人 5〜6回分 35〜42回分
2人 10〜12回分 70〜84回分
3人 15〜18回分 105〜126回分
4人 20〜24回分 140〜168回分

たとえば4人家族なら、7日分で140〜168回分ほどが計算上の目安になります。

数字だけ見ると多く感じますが、トイレは食事と違って「今日は使う回数を減らそう」と簡単に調整できるものではありません。

そのため、携帯トイレは箱の大きさや個数ではなく、何回使える商品なのかを確認して購入することが大切です。

地震後は水道が使えていても、排水管や下水道が損傷している可能性があるため、安全が確認できるまでは水洗トイレを流さないことが重要です。

特にマンションでは、上階から流した汚水が破損した排水管から漏れ、下の階であふれる可能性があります。

そのため、災害直後は便器に携帯トイレをセットして使えるよう、平時のうちに使い方まで確認しておくと安心です。

携帯トイレだけを用意して終わりにせず、使用後の処理に必要な用品もまとめて備えておきましょう。

  • 汚物を入れる袋
  • 保管用の密閉袋
  • トイレットペーパー
  • 使い捨て手袋
  • ウェットティッシュ
  • 消毒液
  • 消臭剤

政府広報では、4人家族の7日分の例として、30mタイプのトイレットペーパーを8ロール程度備える目安も紹介されています。

こうした周辺用品までセットで考えると、断水中でもトイレを衛生的に使いやすくなります。

自宅避難では「水約3L・食料最低3日〜1週間分・携帯トイレ1日5〜6回分」を1人分の基準として、家族人数に合わせて備蓄量を計算しておきましょう。

停電・断水に備えて必要なもの|熱源・照明・充電・衛生用品

自宅避難では、水や食料を備えるだけでなく、停電や断水が続いても生活を維持できる道具が必要です。

カセットコンロ、照明、スマートフォンの充電手段、衛生用品までセットで準備しておくと、ライフラインが止まったときの困りごとを大きく減らせます。

特に災害直後は「食べられない」「暗くて動けない」「情報が分からない」「清潔を保てない」といった問題が同時に起こる可能性があるため、それぞれに代替手段を用意しておきましょう。

カセットコンロ・ボンベ・LEDライト・充電手段を準備する

停電やガス停止に備えるなら、まず確保したいのが調理用の熱源、照明、スマートフォンの充電手段です。

電気や都市ガスが止まると、普段なら簡単にできる湯沸かしや食品の加熱さえ難しくなります。

そのため、政府広報でも家庭備蓄の一つとしてカセットコンロなどの熱源が挙げられています。

備えておきたいもの 主な役割 確認しておきたいこと
カセットコンロ 湯沸かし・簡単な調理 平時に点火できるか確認する
カセットボンベ カセットコンロの燃料 本数だけでなく保管状態も確認する
LEDライト・懐中電灯 停電時の照明 すぐ取れる場所に置いておく
乾電池 ライトなどの電源 必要な電池サイズを確認する
モバイルバッテリー スマートフォンの充電 定期的に残量を確認する

カセットコンロがあれば、レトルト食品を温めたり、お湯を沸かして簡単な食事を作ったりできます。

つまり食料備蓄は、食品だけではなく「食料+水+熱源」で考えることが大切です。

政府広報では、家庭備蓄の例としてカセットボンベを1人当たり1週間で6本ほど用意する考え方も紹介されています。

ただし、6本あれば必ず足りるという意味ではありません。

実際に必要な本数は、湯沸かしの回数や調理時間、食事内容などによって変わるため、普段カセットコンロを使う家庭は実際の消費量も参考にすると考えやすくなります。

照明はLEDライトや懐中電灯を用意し、乾電池も一緒に備えておきましょう。

ライトが1つだけだと、そのライトを持っている人しか照らせないため、寝室やリビングなど複数の場所に置いておくと使いやすくなります。

スマートフォンは、災害情報の確認や家族との連絡に使う重要な道具です。

停電が長引くことを考えて、モバイルバッテリーなど家庭で使いやすい充電手段を準備し、平時から充電残量を確認しておきましょう。

熱源・照明・充電手段は、持っているだけでなく「災害直後にすぐ使える状態」にしておくことが重要です。

トイレットペーパー・ポリ袋・ウェットティッシュなど衛生用品もそろえる

断水すると、手洗い、入浴、洗濯、トイレなど、普段は水に頼っている衛生管理が一気に難しくなります。

そこで自宅避難では、水をあまり使わなくても清潔を保てる用品を準備しておくことが大切です。

衛生用品 主な使い道
トイレットペーパー 携帯トイレ使用時や日常の衛生管理
ポリ袋・ゴミ袋・密閉袋 汚物やゴミの保管、簡易的な防水
ウェットティッシュ 手や体の汚れを拭く
消毒液 手指などの衛生管理
使い捨て手袋 汚物やゴミを処理するときの衛生対策
消臭剤 携帯トイレやゴミのにおい対策
マスク ほこりや衛生面への対策
生理用品 必要な人の日常生活を維持する

なかでもポリ袋やゴミ袋は、携帯トイレの処理だけでなく、汚れたものの保管など幅広く使えます。

ウェットティッシュも、断水して手や体を十分に洗えない状況では重宝します。

政府広報では、4人家族が7日間生活する場合の例として、30mタイプのトイレットペーパーを8ロール程度備える目安も紹介されています。

ただし、普段の使用量は家庭によって違うため、日常でどれくらい使っているかを確認して少し多めに備えると無駄がありません。

地震後は水道から水が出ても、排水管や下水道の安全が確認できるまでは水洗トイレを流さないことが重要です。

特に集合住宅では、排水設備が壊れた状態で上階から水を流すと、下の階で汚水があふれる可能性があります。

そのため、携帯トイレと汚物袋、密閉袋、手袋、消毒用品などをひとまとめにして、すぐ取り出せる場所へ置いておくと安心です。

自宅避難では「ライフラインが止まっても代わりに何を使うか」を考え、熱源・照明・充電・衛生用品を準備しておきましょう。

家族構成に合わせて追加したい自宅避難の備蓄品

自宅避難に必要なものは、水・食料・携帯トイレのような共通の備蓄だけでは足りない場合があります。

赤ちゃん、高齢者、持病がある人、食物アレルギーがある人、ペットなど、家族ごとに普段欠かせないものを別枠で備えることが重要です。

災害が起きてから代用品を探すのは難しいため、「なくなるとその日の生活に困るもの」を平時に洗い出しておきましょう。

常用薬・赤ちゃん・高齢者・アレルギー対応品を別枠で備える

家族の中に持病がある人や乳幼児、高齢者、介護が必要な人がいる場合は、その人専用の備蓄を用意します。

一般的な防災セットだけを用意しても、普段使っている薬やミルク、介護用品などは自動的にはそろいません。

対象 追加で備えたいもの 確認したいポイント
持病・通院中の人 常用薬、お薬手帳など服薬内容が分かるもの 災害時の薬の確保方法を主治医や薬剤師と相談する
赤ちゃん 粉ミルク・液体ミルク、離乳食、おむつ、お尻拭き 普段使っているものを中心に切らさないよう備える
高齢者・要介護者 介護食、大人用おむつ、衛生用品、補聴器など 日常生活で欠かせない用品を優先する
食物アレルギーがある人 普段安全に食べられる食品 一般の支援食品を食べられない可能性も考えて備える
療養食が必要な人 普段利用している療養食 代替しにくいものほど早めに確保する

常用薬がある人は、薬そのものに加えて服薬内容を確認できる情報も準備しておきましょう。

東京都は常備薬とお薬手帳を災害時の備えとして挙げ、平時からかかりつけ医と災害時の対応について相談しておくよう案内しています。

厚生労働省の災害時対応でも、お薬手帳などを活用して服薬情報を確認する考え方が示されています。

常用薬について「全員が一律に何日分持つべき」と決めつけるのは避けましょう。

薬の種類や病気によって事情が異なるため、どの程度を確保できるかは主治医や薬剤師に相談するのが適切です。

赤ちゃんがいる家庭では、ミルクや離乳食、おむつ、お尻拭きなどを普段の消費量に合わせて備えます。

たとえば液体ミルクは調乳の手間を減らせる一方、赤ちゃんが普段から飲み慣れているかどうかも確認しておくと安心です。

高齢者や介護が必要な人の場合は、大人用おむつや介護食のほか、補聴器など日常生活に欠かせないものも忘れないようにしましょう。

食物アレルギーや療養食が必要な人は、避難生活でも食べられる食品を家庭で確保しておくことが大切です。

支援物資として届く食品が必ずしも本人に合うとは限らないため、代替しにくい食品ほど優先度を上げて備えます。

家族専用の備蓄は「一般的な防災グッズ」ではなく、「その人が普段の生活で毎日使っているもの」から考えると漏れを防ぎやすくなります。

ペットがいる家庭はフード・水・薬・トイレ用品も備える

ペットがいる家庭では、人の備蓄とは別にペット用の食料、水、薬、生活用品も準備しておきます。

環境省では、ペットフードと水について少なくとも5日分、できれば7日分以上を備えるよう案内しています。

優先度 ペット用に備えたいもの ポイント
最優先 療法食・薬 代替が難しいため切らさないよう優先して備える
最優先 ペットフード・水 少なくとも5日分、できれば7日分以上を目安にする
重要 キャリーバッグ・ケージ 移動が必要になった場合にも使えるよう準備する
重要 予備の首輪・リード 破損や紛失に備える
重要 ペットシーツ・排泄物処理用品 自宅内の衛生維持に使う
重要 食器 給餌・給水に使えるものを準備する

特に療法食や薬を使っているペットでは、一般的なペットフードで代用できない場合があります。

そのため環境省でも、療法食や薬を優先して準備する考え方が示されています。

また、自宅避難を続ける予定でも、建物や周辺の状況が変われば別の場所へ避難しなければならないことがあります。

キャリーバッグやケージ、予備の首輪やリードを用意しておけば、急に移動が必要になったときにも対応しやすくなります。

ペットシーツや排泄物処理用品も、自宅の衛生状態を保つために欠かせません。

ペットの備蓄は「人の食料を分ければよい」と考えず、普段食べているフードや必要な薬をペット専用として確保してください。

自宅避難の備えは家族全員を同じ内容にするのではなく、人やペットそれぞれの生活に欠かせないものを追加して完成させることがポイントです。

まとめ|自宅避難に必要なものは「水・食料・トイレ」を最優先で備えよう

自宅避難に必要なものを一度にすべてそろえようとすると、何から始めればよいのか分からなくなりがちです。

まずは水・食料・携帯トイレを家族人数に合わせて確保し、その後に熱源、照明、充電手段、衛生用品、家族専用の備蓄を追加していきましょう。

最低3日分から始め、できれば1週間程度を自宅で生活できる状態に近づけていくと、現実的に備えやすくなります。

優先順位 備えるもの 主な目安
1 飲料・調理用として1人1日約3L
2 食料 最低3日分から1週間分を人数分
3 携帯トイレ 1人1日5〜6回分を7日分
4 カセットコンロ・ボンベ 停電やガス停止時の調理手段として準備
5 LEDライト・乾電池・充電手段 停電時の照明と情報収集に備える
6 衛生用品 トイレットペーパー、ポリ袋、ウェットティッシュなど
7 家族専用の備蓄 常用薬、乳幼児用品、介護用品、アレルギー対応食品、ペット用品など

水は1人1日約3Lなので、7日分では1人約21L、4人家族なら約84Lが計算上の目安です。

携帯トイレは1人1日5〜6回分を7日分備えると、1人なら35〜42回分、4人家族なら140〜168回分が目安になります。

特に携帯トイレは、商品を持っているかではなく「家族全員で何回使えるか」まで確認しておくことが大切です。

食料は非常食だけで固めず、普段食べている保存しやすい食品を少し多めに購入し、食べた分を買い足すローリングストックを取り入れると続けやすくなります。

また、レトルト食品やインスタント食品を備えていても、停電やガス停止で加熱できない場合があるため、カセットコンロなどの熱源も一緒に用意しておきましょう。

スマートフォンを情報収集や連絡に使う家庭では、モバイルバッテリーなどの充電手段も欠かせません。

赤ちゃん、高齢者、持病がある人、食物アレルギーがある人がいる家庭では、一般的な防災用品とは別にその人が普段の生活で欠かせないものを洗い出して備えてください。

ペットがいる場合も、フードや水だけでなく、療法食、薬、キャリー、リード、排泄物処理用品などを準備しておきます。

なお、自宅避難は「災害が起きても必ず家に残る」という意味ではありません。

自宅や周辺に倒壊、火災、浸水、土砂災害などの危険がある場合は、自宅にとどまらず安全な場所へ避難することが優先です。

安全に自宅で生活を続けられると判断できた場合に、備蓄したものを使って自宅避難を行うという順番で考えましょう。

自宅避難の備えで最も大切なのは、防災グッズをたくさん買うことではなく「家族全員が自宅で1週間暮らすには何が足りないか」を具体的に確認し、一つずつ埋めていくことです。

まず今日、自宅にある水、食料、携帯トイレの量を確認するところから始めてみてください。


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